NRW(Nordrhein-Westfalen/ノルドライン-ヴェストファーレン)州

NRW(Nordrhein-Westfalen/ノルトライン・ヴェストファーレン)はヨーロッパのほぼ中央に位置してルール工業地帯を含めてドイツ全16州の中で人口、国内総生産が最多の州です(GDP2位の州のバイエルンがNRWの約80%)。州都はデュッセルドルフ市で、ルール工業地帯の南に位置しています。ライン川に面したデュッセルドルフの西側TV(Rheinturm)の隣に州議会があります。

 

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デュッセルドルフとその周辺に集まる日系企業は300社ほどになりますが、それがNRW州全体まで広がるとその数は500社余りまでになります。それらは子会社、支店、駐在事務所、代理店を設立していて、在住日本人はおよそ9000人にも上ります。

 

1964年の日本クラブ創立を始めに、1966年には日本商工会議所、そして1971年には日本人学校、1976年初の日本人幼稚園というように次々と整備され、80年代の終わりまでに、商社やメーカーに加え、銀行、保険、運輸、広告代理店をはじめ、小売店、医師、日本レストランなどのサービス業が根を下ろしました。

 

NRW州にはドイツの売上高上位50社のうち40%近くまでの企業が拠点を構えており(バイエル社、ドイツポスト・DHL社、ドイツテレコム社、E.ON社、メトロ社、Rewe社、RWE社、ティッセンクルップ社等)、GDP世界ランキング比ではインドネシアを抜いてトルコに迫る勢いです。国内総生産の70%以上はサービス産業により産出されているものの、製造業の売上高はドイツ全体の製造業売上高の約20%に相当します。

 

ドイツからの輸出品の約17%は「メイド・イン・NRW」です。またドイツの輸入品全体の22.5%以上がNRW州内で販売されています。ドイツの販売最大手50社のうち、36%までがNRW州に拠点を構えており(アルディ社、C&A社、ダイヒマン社、メトロ社、Rewe社、Tengelmann社)、州都デュッセルドルフを中心とした半径500キロメートルに約15000万人が住んでいます。これは欧州連合(EU)の消費者の三分の一に、そしてその購買力の45%に値します。

 

ドルトムント、デュッセルドルフ、エッセンおよびケルンなどの見本市会場を有し、世界No.1の見本市拠点でもあります。アヌーガ世界食品見本市、国際ボートショー、国際総合印刷機材展、メディカ国際医療専門見本市、あるいはフォトキナ - ワールド・イメージング・フェアなど、世界をリードする60以上の国際見本市が開催され、毎年600万人の来場者を記録しています。

 

ルール工業地帯はAutobahn(アウトバーン/高速道路)の最も密集した地帯でもあり、アウトバーンが縦横網目のように通っています。4カ所のユネスコ世界文化遺産、ミシュランの星を獲得しているレストランが38あります。1983年と1993年に「日本週間」、「ドイツにおける日本年1999/2000」が開催され、2002年以降、毎年「日本デー」がデュッセルドルフで開催されています。NRW州と日本に関する詳しい情報はこちら(NRW ジャパンオフィシャルサイト)

 

出典: 姉妹サイト、ネットdeデュッセル

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